人生を変える足の健康法
骨活でしなやかで折れない体を!健康の土台づくりを始めましょう

「歳をとると骨がもろくなる」なんて、遠い未来の話だと思っていませんか?
実は、骨の健康は20代後半から徐々に変化し始め、特に女性は40代以降、ホルモンバランスの変化で骨密度が低下しやすくなります。
骨の衰えは「静かな危機」。
自覚症状がなく、気がつくと転倒しやすくなったり、ちょっとした段差につまずく、足を滑らせる、なんてことが多くなってきたら要注意。
65歳以上の約4人に1人が転倒を経験し、大腿骨骨折は寝たきりの主要な原因の一つなんです。
そうならないために、今から体の芯である「骨」を強くしましょう。
ただ骨を強くするだけでなく、しなやかで温かく、血の巡りが良い体を目指すことが、真の骨活の鍵です。
骨を育てる3つの柱
骨の健康は、カルシウムだけでは守れません。
血流の悪化、筋力低下、自律神経の乱れが骨に影響を及ぼします。
そこで、「栄養」「運動」「めぐり」の3つの視点からアプローチする骨活をご提案。簡単なのですぐに始められます。
アプローチ1. 栄養で骨の土台を築く

●カルシウム
言わずと知れた骨の主要な構成成分です。1日650~800mgの摂取が推奨されています。牛乳、チーズ、小魚、大豆製品、小松菜など。特に切干大根は生の大根に比べてカルシウムが豊富に含まれています。
●ビタミンD
カルシウムの吸収を促進してくれる大切な栄養素。食事から摂取するならサケ、きのこ、卵黄など。日光浴でも生成されるので、積極的に浴びたいところ。日焼けなどが気になる方は手の平を太陽に向けるだけでもGOOD。
●ビタミンK
カルシウムを骨に定着させてくれます。納豆、ほうれん草、ブロッコリーなどを日常的に。
●たんぱく質
骨のコラーゲン形成や筋肉の材料になります。意識しないと不足してしまうので、積極的に摂りましょう。鶏胸肉、豆腐、卵など。
●マグネシウム・亜鉛
骨の代謝をサポートしてくれます。カキ、牛肉、ナッツ類など。1日300mg程度が目安です。
カルシウムの吸収を妨げてしまうカフェインや塩分の摂りすぎにも注意しましょう。バランスの良い食事を心がけることが大切です。
アプローチ2. 動かして骨に「成長の信号」を送る
骨は「負荷」を受けることで強くなります。運動不足が続くと骨の再生が滞り、骨密度が低下。
日常生活に取り入れやすい運動で、骨を刺激しましょう。

●かかと落とし運動
かかとを上げてストンと落とす簡単な運動。1日50回を2~3セット目安に。かかとに刺激を与えると、骨形成を促すオステオカルシンの分泌が活性化します。家事や電車の待つ間など、スキマ時間にやりましょう。
●ウォーキング
1日20~30分の早歩きで、骨と筋肉を同時に強化できます。エレベーターではなく階段を使うのも良いでしょう。

●足指グーチョキパー運動
足の筋力を高め、転倒リスクの軽減が期待できる足指運動です。足の指でグー・チョキ・パーの形を作りましょう。
座ったままでもできるので、テレビを見ながら試してみて。
山忠日和の5本指ソックスは、足指を自然に動かし、歩行時のバランスを整えます。日常の歩き方が骨活に変わる優れもの!
アプローチ3. めぐらせて骨に栄養を届ける
骨は血液を通じて栄養や酸素を受け取り、常に生まれ変わっています。
しかし、冷えやストレスによる自律神経の乱れは血流を悪化させ、骨の代謝を阻害します。「温活」も並行してめぐりを整えましょう!

●お腹・腰・足首を温める
体温が1℃上がると基礎代謝が約13%向上し、血流が改善します。暑い日でも、冷房が効いた室内ではお腹や末端が冷えてしまうことも。
冷たい飲み物は最小限にして温かい飲み物を意識的に飲みましょう。レッグウォーマーや腹巻などを身につけて全身を温めれば、骨だけでなく肌や心の調子も整います。
●リラックスで自律神経を整える
暑い日でも10分ほど湯船につかったり、寝る前のストレッチで副交感神経を優位に。質の良い睡眠も骨の修復を助けます。
●水分補給を忘れずに
血液の流れをスムーズに保つため、1日1.5~2Lの水を意識して摂りましょう。
骨活で軽やかで健康な毎日を!

骨活は単に骨を強くするだけでなく、姿勢を整え、転倒リスクを減らし、心身の前向きさを保つライフスタイルです。
骨が弱ると外出が億劫になり、活動量が減って心も沈みがちに。逆に、しなやかな骨は軽やかな毎日を約束します。
「食べて、動いて、温める」。骨をいたわることは、自分自身の土台を大切にすること。
いつまでも元気で輝くために、今すぐ骨活をスタートしましょう!