人生を変える足の健康法

夏の疲れや冷えは「ツボ押し」でスッキリケア！

強い日差しや暑さでぐったりしたり、エアコンによる冷えやむくみに悩まされたりしていませんか？
夏は屋内外の温度差が大きく、自律神経が乱れやすい季節。

そんなときに役立つのが、手軽にできる「ツボ押し」です。
夏の疲れ、冷え、むくみに効果的なツボを覚えて、自分を癒す習慣を始めてみましょう！

ツボって本当に効くの？

ツボ（経穴）は東洋医学で「気の流れ」を整えるポイントとされ、全身に約360箇所あります。
なかでも手足のツボは道具も準備も不要で、セルフケアにぴったり。

手のツボ ▶︎ 上半身に作用しやすい
足のツボ ▶︎ 下半身に作用しやすい

頭の重さ・眼精疲労・肩こり・不眠などには手のツボが、冷え・むくみ・脚のだるさ・腰痛には足のツボが有効といわれています。ツボを刺激することで血流が改善され、筋肉の緊張をゆるめ、リラックス効果も期待できます。

手のツボで夏バテ対策

合谷（ごうこく）
夏の暑さや紫外線で体が疲れやすい方、頭痛や肩こり、ストレス軽減に効果的なツボ。
血流を促し、冷えの改善にも役立ちます。1日2〜3回、デスクワークで疲れを感じたときやリラックスしたいときに行いましょう。
◼️場所：手の甲側、親指と人差し指の骨が交わるくぼみ。
◼️方法：反対の親指で5秒押し、ゆっくり離す。左右交互に1回5〜10回。ポイントは「痛気持ちいい」と感じる強さ。

労宮（ろうきゅう）
血流促進で手足の冷えにも効果が期待できます。続けると手足がポカポカに。自律神経の調整に役立つとされ、リラックス効果も。
◼️場所：手のひら中央。中指を曲げたとき、先端が当たる位置。
◼️方法：反対の親指で5秒押して離すを5〜10回。力を入れすぎず、リズミカルに行いましょう。

外関（がいかん）
自律神経を整える作用があり、疲労回復や頭痛にも効果があるといわれています。めまいや乗り物酔いを感じたときにも。
◼️場所：手の甲側、手首のシワから指3本分ほど肘側へ進んだ位置、2本の骨の間にあるツボ。
◼️方法：深呼吸しながら、反対の指でゆっくり押す。

足のツボで夏冷え改善

太衝（たいしょう）
肝臓の働きを助け、夏の疲労感やイライラを軽減してくれる効果が期待できます。血流改善で冷えやむくみにも。
◼️場所：足の甲、親指と人差し指の骨が交差するくぼみ。
◼️方法：親指で円を描くように1分ほどマッサージ。お風呂上がりや就寝前に行うのがおすすめ。

三陰交（さんいんこう）
「冷え対策の代表ツボ」。長時間の立ち仕事や座りっぱなしでむくみやすい方にも。血流改善やリラクゼーション効果もあり、女性ホルモンのバランス調整にも役立ちます。
◼️場所：内くるぶしの上、指4本分（約5〜6cm）の骨際。
◼️方法：親指で軽く押しながら円を描くように1分間。夕方や夜、冷えを感じるときに。
※妊娠中の方は刺激を避けましょう。

湧泉（ゆうせん）
全身の疲労回復、むくみ解消、冷え改善に効果的です。夏の疲れで弱った体をリフレッシュしてくれる万能なツボ。
◼️場所：足裏、足指を曲げたときにできるくぼみの中央。
◼️方法：親指で押しながら円を描くように1分間。テニスボールを足裏で転がすのも効果的。