温活生活
梅雨になると悩まされる気象病ってなに?
梅雨の時期になると山忠のコールセンターでは、お客様から
「古傷が傷む」、「体が痛い」、「頭が痛い」
など、体の不調に関するお声が多く寄せられます。
雨が降る前、台風が近づいたとき、天気が悪くなるときと、気象の変化によって症状が出やすい病気を総称して「気象病」といいます。
気象病は近年注目が集まっている病気のひとつで、気象病によって体調を崩す人が増えています。
気候や天気の変化で、頭痛、めまい、疲労感、関節痛、気持ちの落ち込みなどが見られたら、それは気象病が原因かもしれません。
気象病はなんで起こるの?
気温や湿度、気圧の変化によって、自律神経が乱れることが原因の一つとして言われています。
特に、「気圧が低下するとき」に症状が現れやすいようです。
梅雨の時期には、日本列島上を横断する低気圧によって気圧が低下しやすくなります。
ですのでこれからの時期、気象病の症状がとても出やすくなるのです。
また、天候の変化によって気圧が低くなると、体の圧力が高まり、神経や血管などが圧迫されることがあります。
その結果、血流が悪くなったり神経が圧迫されて、関節などに痛みが生じることがあります。
そこで、山忠の温活アドバイザー坂井さんから有効な対策を聞きました。
「自律神経の乱れからも不調に繋がりやすくなります。
梅雨は湿度も高くなるため、神経痛やリュウマチの痛みが悪化してしまうこともあります。きついサポーターや下着ではなく、体を緩めて温めることも大切です。」
それでは具体的に坂井さんが行っていることを紹介してもらいました。
気象病を和らげる
3つのポイント
●POINT1
ゆっくりとぬるめのお風呂に浸かる。
お風呂に浸かることで体温が上昇し血行が良くなり、さらに筋肉がほぐれリラックス効果も得られます。
心地よい温熱刺激により神経の興奮が抑制され、気象病の症状が軽減されることがあります。
●POINT2
暑くて湿度の高い日は、エアコンの除湿を活用する。
暑くて湿度の高い日には、気象病の症状が悪化しやすくなります。
「まだエアコンの時期じゃない」と我慢せずに、エアコンの除湿機能を活用しましょう。除湿機能を使うことで室内の湿度を下げ、不快感や蒸し暑さを軽減し、気象病の症状が和らぐことがあります。
エアコンで足先やお腹が冷えてしまうという方には、足首ウォーマーや、夏でも蒸れにくい腹巻がおすすめです。足指に汗をかきやすい方にはシルクの5本指ソックスを。汗冷え対策に効果的です。
●POINT3
耳のマッサージをする。
耳には全身につながるツボが集中しています。
耳全体をマッサージすることにより、自律神経のバランスを整え、気象病の症状を軽減する効果も期待されます。
耳のマッサージは私たちのコールセンターの朝礼でも行っていますので、効果的な方法をお伝えします。
耳にある「神門(しんもん)」と呼ばれる部分を引っ張ります。
神門は、耳の上部にあるY字型の軟骨のくぼみの間にあります。
神門に人差し指を当て、前と後ろから挟みます。人差し指の腹が軟骨の窪みにはまるように抑え、親指の腹で耳の裏をはさみ持ちます。
神門をこするように、少し強めに3 回外側に向けて引っ張ります。
神門を刺激することで、自律神経が整います。
また神門に限らず、耳全体を揉んだり、引っ張ったりほぐしてあげると、顔まわりの血行も促進されるため、顔色も良くなります。
天気が悪い日に「なんとなく頭が痛いな」「あちこちだるくて痛いな」と感じる方は気象病かもしれません。
今回ご紹介したことをぜひ、試してみてください。