温活生活
冬の寒さを乗り越える、温活フーズでポカポカ生活をはじめよう
いっそう寒さが厳しくなる12月。
冷え対策が欠かせない今の時期から、体の内側からポカポカと温める「温活フーズ」を取り入れてみませんか?
冷えは放っておくと体調不良の原因にもつながりやすくなります。特に女性は男性よりも筋肉量が少なく、冷えを感じやすいと言われています。
この冬は、食べ物を工夫して冷えに負けない体づくりを目指しましょう!
体を温める食材のポイントって?
「温活フーズ」とは、体を内側から温める働きを持つ食材のこと。
薬膳の考え方では、食材は「体を温めるもの(温性・熱性)」「体を冷やすもの(寒性・涼性)」「どちらでもないもの(平性)」に分類されます。温活を意識するなら、「温性」や「熱性」の食材を選ぶのがポイントです。さらに、調理方法を工夫して温かい状態で食べることで、効果を最大限に引き出せます。
冬におすすめの温活フーズ4選
ネギ・ニンニク
ネギは鍋料理の具材の定番ですよね。
白い部分が特徴の「白ネギ(根深ネギ)」は、体を温める成分「アリシン」を豊富に含んでいます。
アリシンは血行を促進し、冷えによる肩こりや手足の冷えにアプローチ。また、豚肉のビタミンB1と組み合わせると吸収が高まり、さらにポカポカ効果が期待できます。
またニンニクにもアリシンが含まれており、すりおろしや油と一緒に炒めるなどで料理に取り入れるのがおすすめです。
【おすすめメニュー】 キムチ鍋、ネギと豚肉の炒め物、にんにくのホイル焼き
生姜
古くから冷え対策として親しまれている生姜。特に加熱することで生まれる成分「ショウガオール」には、体を芯から温める働きがあります。すりおろした生姜を鍋やスープにプラスしたり、手軽に生姜湯で温活を始めるのもおすすめです。生姜チューブでも便利に取り入れられますが、皮ごとすりおろした生の生姜のほうが効果的です。
【おすすめメニュー】 生姜入り鶏団子スープ、生姜湯、うどん
ラム肉(羊肉)
寒い地域で親しまれるラム肉は、薬膳で「体を温める力が強い食材」として知られています。脂肪燃焼をサポートする「L-カルニチン」を豊富に含むため、冷え対策だけでなく美容やダイエットにも嬉しい効果が期待できます。ジンギスカンは冬のごちそうとしても人気です。
【おすすめメニュー】 ラム肉のステーキ、ジンギスカン
ナッツ類
アーモンドなどのナッツ類は、ビタミンEや良質な脂質、食物繊維などを含み、血行を良くしたり、代謝を上げたりする効果があります。特にビタミンEが豊富なアーモンド、ビタミンEとマグネシウムを豊富に含むピーナッツ、オレイン酸とパルミトレイン酸が含まれており、血液の流れを良くするマカデミアナッツ、腎を温める作用があるくるみがいいでしょう。
【おすすめメニュー】 そのまま食べる、ヨーグルトにトッピング
温活をサポートする「飲み物」にも注目!
体を温めるには、食べ物だけでなく飲み物の工夫も大切。おすすめ温活ドリンクをご紹介します。
生姜湯 すりおろし生姜とはちみつをお湯に溶かすだけ。体を内側からじんわり温めます。
ココア 冷え対策に効果が期待される「テオブロミン」を含む飲み物。無糖のピュアココアに生姜をプラスして「生姜ココア」にアレンジしても◎。
ノンカフェインティー ルイボスティーやコーン茶は体を冷やしにくく、リラックス効果もあります。最近人気の、黒豆茶、あずき茶なども良いですよ。
コンビニや外食でもできる温活の工夫
忙しい日々の中で外食やコンビニを利用する場合でも、ちょっとした工夫で温活を意識できます。
1.お弁当にプラスで、温かいスープやお味噌汁を選ぶ。
2.野菜中心のメニューに唐辛子や生姜をプラスする。
3.冷たい飲み物よりも、温かいお茶やスープを選ぶ。
これらを実践するだけでも、体を温める習慣を続けやすくなります。
温活で冬を健やかに乗り越えよう!
寒さが厳しい季節だからこそ、体を温める「温活フーズ」を積極的に取り入れて、冷えを撃退しましょう。
食材や飲み物を選ぶだけでなく、適度な運動、お風呂にゆっくり浸かるなども効果的です。毎日の食事を工夫して、この冬をポカポカ元気に過ごしてくださいね!