温活生活
減塩で温活体質に!塩を見直して健やかな秋を
今年の夏は記録的な猛暑が続き、熱中症対策として意識的に塩分を摂っていた方も多いのではないでしょうか?
スポーツドリンクや塩飴など、暑さで失われたナトリウムを補う習慣が身についた方もいるかもしれませんね。
でも、季節は確実に進んでいます。
夏の塩分摂取をそのまま続けると、体にとってはマイナスになることも。過剰な塩分は、血圧が上がったり、むくみやすくなったりと、体の冷えを招く原因にもなるんです。

そこで、秋こそ塩分を見直して、温活体質を目指すチャンスです!
いまから温活をはじめれば、冬に向けて代謝や免疫力が高まり、冷えや疲れの改善につながります。
毎日の塩分を上手にコントロールして、健康的で元気いっぱいの秋を迎えましょう。
塩分が多すぎると体にどんな影響があるの?
体にとって大切なミネラルである塩分(ナトリウム)も、摂りすぎるとリスクになります。

血圧が上がる
塩分が多いと血管がキュッと縮んでしまい、血圧が上がります。
すると心臓や血管に負担がかかり、血の巡りが悪くなりがち。血流が悪くなると体温が下がりやすくなり、冷え性の原因にもつながります。
むくみやすくなる
塩分には体の中に水分をため込む性質があります。そのため、摂りすぎるとむくみやすくなるんです。体がむくむと血の巡りも悪くなり、手足の冷えを感じやすくなります。
代謝が落ちる
塩分が多いと腎臓に負担がかかり、体の代謝機能が低下してしまうことも。代謝が落ちると体温を保ちにくくなり、冷えの要因に。
毎日の生活で無理なく減塩する方法

健康な成人の1日の塩分摂取目標量は男性が7.5g未満、女性が6.5g未満です。
ラーメンの汁まで飲み干すと、一杯で一日の摂取量になってしまいます。
「減塩ってなんだか難しそう…」と感じるかもしれませんが、ちょっとした工夫で無理なく塩分を減らすことができます。

(1)食品ラベルをチェック!
食品を買うときは、栄養成分表示をチェック。
インスタントラーメン1食で5~6g、お味噌汁1杯で約1.5gの塩分が含まれています。秋は温かいスープやお味噌汁を飲む機会も増えるので、塩分量を意識しましょう。ハムやソーセージ、インスタント食品などの加工食品を減らしたり、「減塩」と書かれた商品を意識的に選びましょう。減塩醤油や減塩味噌もオススメです。
(2)調味料を工夫してみよう!
料理の塩分を減らすには、調味料の使い方も見直してみましょう。
だしを上手に使う
昆布やかつお節、しいたけなどでとっただしは、料理に深い旨味を加えてくれるので、塩分を控えめにしても美味しく仕上がります。だしをしっかり使うことで、塩分量を約30%も減らせると言われています。お味噌汁はだしを濃くして、味噌を通常の2/3くらいに減らしてみましょう。
ハーブやスパイスを活用
ローズマリーやバジル、クミンなど、香りの良いハーブやスパイスを使えば、塩を減らしても料理の風味を損ないません。

酢やレモンの酸味をプラス
酢やレモンなどの酸味は、塩味を補ってくれるので、満足感が得られやすくなります。
サラダには市販のドレッシングや塩の代わりにバルサミコ酢やレモン汁をかけてみましょう。20%ほど塩分を減らせます。
(3)外食やコンビニご飯での工夫
外食やコンビニで買うお弁当やお惣菜は、意外と塩分が高めなことがあります。温かい麺類やスープが恋しくなる時期には工夫をしてみましょう。
スープは残す習慣を
ラーメンやうどんのスープには、塩分が3~5gも含まれていることがあります。スープは全部飲まずに残す習慣をつけるだけでも減塩できます。
シンプルなメニューを選んでみる
焼き魚や蒸し野菜など、味付けがシンプルなメニューは塩分が控えめです。漬物や揚げ物は避けるのがベター。
コンビニ弁当の選び方
漬物や濃い味のおかずは控えめにして、サラダや果物を追加してみましょう。
コンビニのおにぎりは、梅干しや昆布など塩分の低い具材を選ぶのがおすすめです。

(4)カリウムの力を借りる
カリウムを多く含む食材を積極的に摂ると、体内の余分なナトリウムを排出してくれるので、むくみや血圧上昇を抑える効果が期待できます。
バナナ、ほうれん草、アボカドなど
朝食にバナナやヨーグルトを取り入れたり、夕食にほうれん草のおひたしやアボカドサラダをプラスしましょう。
減塩生活で温活体質に
塩分摂取を見直すことは、温活体質を作る上でとても大切なポイントです。
血の巡りが良くなる
減塩すると血管への負担が減り、血の巡りがスムーズに。血流が良くなると、体のすみずみに酸素や栄養がしっかり運ばれるので、体温を保ちやすくなります。
代謝がアップする
塩分が多いと腎臓に負担がかかり、代謝が低下してしまうことがあります。減塩することで腎臓の働きが正常になると、代謝が活発になり、基礎体温が上昇しやすくなります。
むくみがスッキリ
むくみは体の冷えの原因の一つです。減塩とカリウムをしっかり摂ることでむくみが解消されると、血行が促進され、手足の冷えが和らぐ効果が期待できます。
自律神経のバランスが整う
過剰な塩分は、体を興奮させる交感神経を刺激し、ストレスを増やしてしまうことがあります。減塩することで自律神経のバランスが整い、血流や体温の調節がスムーズになります。
1日の減塩食事例
1日の塩分摂取量が約4.5gに抑えられる1日の食事例をご紹介します。

朝食:約1g
・玄米おにぎり(昆布)
・ほうれん草のおひたし(減塩醤油)
・バナナ
・緑茶
昼食:約2g
・焼き鮭定食(塩控えめ)
・蒸し野菜(レモン汁)
・減塩味噌汁(だし多め)
間食:塩分0
・無塩ナッツ
夕食:約1.5g
・鶏胸肉のハーブグリル
・アボカドとトマトのサラダ(オリーブオイル・酢)
・雑穀米
秋の減塩で、温活体質に!
秋は冬に向けて塩分摂取を見直す絶好のチャンスです。
塩分の摂りすぎは、血圧上昇やむくみ、代謝低下を引き起こし、冷えを招く原因になります。

食品ラベルの確認、調味料の工夫、外食時のメニュー選び、そしてバランスの良い食事を意識することで、減塩は無理なく実践できます。減塩生活を続ければ血流が改善し、代謝アップ、むくみも解消されて、体ポカポカの「温活体質」へと近づいていくでしょう。
今日から減塩習慣を始めて、理想の温活体質を手に入れてくださいね。
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