温活生活
冷え知らずの体作りは「お米」から!
山忠がある新潟は、日本屈指の米どころ。
私たちスタッフも、みんなお米には強いこだわりと愛着があり、日々の食卓にも白米が欠かせません。
そんなお米が冷え対策の基本になるのはご存知でしょうか?
かつて糖質オフダイエットが流行り、「ごはんを食べると太る」と敬遠されがちだった時期もありましたが、
実はごはんは、体を内側から温める力を持つ食材なのです。
今回は、新米がいちばん美味しいこの季節に、ごはんが持つ温活パワーと、美味しく炊き上げるためのコツをご紹介します。
体温と免疫の深い関係
寒くなってくると「手足が冷たい」「なんとなく疲れやすい」と感じることはありませんか?
体温が下がると、血流や代謝、そして免疫の働きが鈍くなることが分かっています。
体の中では、常に免疫細胞が全身をパトロールし、ウイルスや細菌から守ってくれています。
ところが体が冷えると血流が滞り、免疫細胞がうまく働けなくなってしまうのです。つまり「冷え」は、体の防御力を下げる大きな要因に。
「体温が1℃下がると免疫力が約30%低下する」ともいわれるように、わずかな体温の変化でも、体の調子や抵抗力に大きな差が出るのです。逆に、体温を1℃上げるだけで代謝が上がり、血流がよくなり、免疫細胞の働きも活発になります。
このように、温かい体は健康の基本。
その土台をつくるのが、私たちの毎日の「食事」から得られるエネルギーです。きちんと食べて体の内側で熱を生み出すことが、冷えを防ぎ、健やかに過ごすための第一歩になります。
「お米」の温活パワー
炭水化物は効率のよいエネルギー源
お米に多く含まれる炭水化物は、私たちの体を動かすための大切な燃料です。
食べたものを消化してエネルギーに変えるとき、体の中では自然と熱が生まれます。つまり、ごはんをしっかり食べることは、体の中で小さな「ストーブ」を燃やすようなもの。
特に一日のはじまりである朝にごはんを食べると、体が目覚めて代謝が上がり、午前中からポカポカと温まりやすくなります。
よく噛むことで血流と代謝をサポート
ごはんは粒状のため、パンや麺類より自然とよく噛む食べ物です。
この咀嚼によって顔まわりの筋肉が動き、血流が促進され、胃腸の働きも活発になります。
結果として、体の内側から温まりやすくなるのです。
腸内環境を整え、冷えにくい体をつくる
腸と冷えには密接な関係があります。腸の動きが鈍ると血流が滞り、冷えを感じやすくなります。
ごはんには、*レジスタントスターチが含まれており、これは食物繊維のように働いて腸内環境を整えます。
また、玄米や胚芽米にはビタミンB1やビタミンEといった、代謝や血行をサポートする栄養素も豊富です。
「糖質制限」が注目されましたが、糖質を過度に減らしすぎると、熱を生み出すエネルギーが不足して冷えにつながることも。主食のお米を適量食べることが、温かい体を保つ第一歩なのです。
*小腸で消化・吸収されず大腸まで届くでんぷん
新米を美味しく炊き上げる5つのポイント
秋に収穫されたばかりの新米は、瑞々しく香り高いのが特長です。最近はお米の高騰もあり、新米はより貴重ですよね。せっかくの貴重な季節の恵みを味わうために、美味しい炊き方の基本を押さえましょう!
お米はカップで1合=180mlをすり切りで計るのが基本。計量がずれると水加減も狂い、炊き上がりに差が出てしまいます。
(2)最初の水はすぐ捨てる
お米は最初に触れた水をよく吸収します。ぬか臭を残さないために、たっぷりの水を注いで軽く混ぜ、すぐに捨てましょう。これを2回ほど繰り返します。
(3)優しく短時間で研ぐ
新米は粒がやわらかいため、強く研ぐと割れてしまうことも。指を立て、軽くシャカシャカと短時間で研ぐのがコツです。
(4)水加減はやや少なめに
新米はすでに水分を多く含んでいるため、古米と同じ水量では少し柔らかくなりすぎることがあります。通常の目盛りより3〜5%ほど少なめが目安。1合あたり大さじ1ほど減らすとよいでしょう。
(5)冷水で浸水し、しっかり蒸らす
新米は吸水が早いので、30分〜1時間ほどで十分。冷水や軟水を使うとよりふっくら炊き上がります。
炊き上がったらすぐに蓋を開けず、10分ほど蒸らしたあと、釜底からしゃもじを入れて大きく混ぜ、空気を含ませましょう。
余分な水分が飛び、一粒一粒が立ったツヤのあるふっくらごはんに仕上がります。
ごはんを美味しく食べて、体も心もあたたかく
炊きたての新米は大地のご馳走!そのままはもちろん、塩むすびや納豆ご飯、卵かけご飯で味わうだけで、体の芯からほっと温まるのを感じられます。
これから本格化する寒さによる冷えを防ぎ、健やかな体を保つためには、しっかり食べてエネルギーを生み出すことが大切です。
お米は、重要なエネルギー源として、季節の変化に寄り添う力を持っています。
この季節ならではの美味しさで、心も体もぽかぽかに。お米温活で季節の変わり目を乗りきりましょう!
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